Active Directory への Address Manager の統合 - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

DNS/DHCP サーバおよび Address Manager は、Active Directory の DNS 統合をフルサポートしています。このセクションでは、Address Manager の Active Directory への統合方法を説明します。

名前空間の正引きゾーンおよび逆引きゾーンの両方が Active Directory に統合される必要があります。Active Directory は、ホスト (A)、サービス (SRV)、および逆方向ポインタ (PTR) レコードの使用に機能上左右されます。

Address Manager を使用して Active Directory を統合するには:

  1. まだ追加していない場合は、Active Directory で使用する管理対象の DNS サーバを追加します。
  2. [DNS] タブを選択し、AD ドメインの名前に一致するゾーンを作成します。[デプロイ可能] チェックボックスをオンにしていることを確認します。ゾーンが追加されると、選択したデプロイ可能のオプションがサブゾーンに対して継承されます。同様の名前を持つ Windows のサブゾーンに一致するように、_msdcs で開始するサブゾーンの追加を検討してください。
  3. 必要なデプロイメント ロールを作成します。DNS サーバは AD 統合デプロイメント ロールをサポートしないので、通常、[プライマリ] および [セカンダリ] のロールを割り当てます。
  4. ゾーン レベルから、[動的更新の許可] DNS オプションを追加して、[タイプ] を [BlueCat DNS/DHCP] に設定し、[すべてのドメイン コントローラの IP アドレス] を入力します。
  5. 逆空間で、[IP 空間] タブを選択し、次の内容を入力します。
    1. AD ドメイン コントローラの IP アドレスを含むネットワークを作成します。
    2. ドメイン コントローラの IP アドレスを静的に割り当てます。
    3. [ホスト名] フィールドに、ドメイン コントローラの名前を入力します。例えば、ドメイン コントローラの名前が dc01 の場合、dc01.example.com のレコードを作成します。
  6. 管理対象の DNS サーバに DNS をデプロイします。

デプロイメント後のドメイン コントローラのレコード登録には時間がかかります。かかる時間は DC の登録設定によりますが、組織の需要に適合するように変更することができます。DC は、一定期間が過ぎるとレコードを検査します。DC がレコードを登録した後、プライマリ サーバの構成を更新すると Active Directory レコードが表示されます。

新しい Windows クライアントは、自身のアドレス (A) およびポインタ (PTR) レコードを DNS サーバに登録できます。ほとんどの場合、組織は DHCP サーバを使用して、クライアントの代わりに DNS サーバに直接登録します。DHCP サーバおよび/またはクライアントが管理対象の DNS/DHCP サーバのゾーンを動的に更新できるように、DHCP サーバまたはクライアント デバイス IP ネットワークの IP アドレスを追加する必要があります。