Address Manager の DNS およびネットワーク情報は、最上位レベルにある Address Manager サーバ自体から始まるオブジェクトの階層として整理されます。オブジェクトに子オブジェクトが含まれる場合、その子オブジェクトは、親に対して設定したアクセス権とオーバーライドを継承します。例えば、IPv4 ネットワークに対して設定されているアクセス権は、ネットワーク内の IPv4 DHCP レンジおよび IPv4 アドレスに継承されます。
Address Manager
アクセス権はユーザとグループの両方に割り当てることができ、同じオブジェクトに対して複数の権限が存在可能です。単一のユーザは、1 つのオブジェクトに対して 1
つのアクセス権と複数のオーバーライドを持つことができます。一方、複数のユーザが、同じオブジェクトに対して複数のアクセス権と複数のオーバーライドを持つこともできます。次の 3
つのルールにより、Address Manager
内の任意のオブジェクトに対するユーザのアクセス権が決定されます。
- 管理者は、常に任意のシステム オブジェクトに対するフル コントロール権を持ちます。
- 最もローカルなアクセス権は、オブジェクト階層内のより上位に割り当てられた他の権限よりも優先順位が高くなります。
- 1 つのオブジェクトに対して複数のアクセス権が競合している場合、最も高いアクセス権が常に優先されます。