DHCP アラート設定の構成 - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

DHCP アラートは、DHCP レンジまたは共有ネットワーク内の動的なアドレス使用率が異常に小さいか大きい場合に、管理者に通知します。

未使用アドレスと割り当て済みアドレスの比率が、管理者が定義した基準値を下回った場合または上回った場合、Address Manager では電子メール メッセージまたは SNMP トラップの形でアラートが送信されます。DHCP の共有ネットワークを使用している場合、その共有ネットワーク内のすべてのネットワークに対する DHCP アラート通知が、構成レベルで設定された DHCP アラートを使用して、単一のエンティティ通知として送信されます。また、共有ネットワーク内の個別のネットワークに対する DHCP アラートが送信されるのは、オブジェクト固有の DHCP アラートがネットワークまたは DHCPv4 範囲レベルで設定されている場合のみです。

DHCP アラート設定は、構成レベルでグローバルに構成できます。これらのグローバル設定は、任意の構成におけるすべての DHCP レンジ、IP ブロック、およびネットワークによって継承されます。また、オブジェクト固有の DHCP アラート設定を構成して、グローバル設定をブロック、ネットワーク、または DHCPv4 範囲レベルで無視することもできます。

  • DHCP アラートを確認するには、イベント リストで、「DHCP アラート サービス」イベント タイプでフィルタリングします。詳しくは、「DHCP アラート通知の表示」を参照してください。
  • DHCP アラートを複数のユーザにフォワードするには、イベント通知サービスを構成する必要があります。詳しくは、「通知グループの管理」を参照してください。

DHCP アラート設定を構成するには:

  1. [管理] タブを選択します。タブは最後に作業したページを記憶するので、もう一度タブを選択して、[管理] ページにいることを確認します。
  2. [ネットワーク] で、[DHCP アラート設定] をクリックします。
  3. [基準値] で、ホスト密度基準値を設定します。
    • HD 比率低基準値: DHCP 使用率がこの値を下回った場合 (使用アドレスが少なすぎる場合)、アラートが発行されます。
    • HD 比率高基準値: DHCP 使用率がこの値を超えた場合 (使用アドレスが多すぎる場合)、アラートが発行されます。
    注: HD 比率は、RFC 3194、アドレス割り当て効率のためのホスト密度比率に従って計算されます。詳しくは、「http://tools.ietf.org/html/rfc3194」を参照してください。
  4. [間隔] で、アラート サービスが DHCP 使用率レベルをポーリングする間隔を設定します。
    [時間間隔値] フィールドに値を入力し、ドロップダウン メニューから時間間隔 (時間、または) を選択します。
  5. 必要に応じて [変更管理] で、コメントを追加します。
  6. [更新] をクリックします。
    注:
    • DHCP アラート通知は、DHCP 使用率の変化によってのみ発行されます。DHCP プール使用率が、最後の実行の高/低基準値に比べて同じ位置にとどまっている場合、DHCP アラート通知は送信されません。
    • 最初の実行 (つまり、最初の DHCP アラート通知の送信) は、構成された間隔 (1 時間以上) の遅延の後行われます。この時間枠での DHCP 使用に対する変更は通知されません。
    • ポーリング間隔を設定して、後で新しい値に変更した場合、その新しい値は、元のポーリング間隔が実行されて完了するまで有効になりません。例えば、ポーリング間隔を 6 時間に設定して、後で 1 時間に変更した場合、1 時間という値は、最初の間隔値 (6 時間) が実行されて完了するまで有効になりません。これを回避するには、Address Manager サーバを再起動します。