マッチ クラスおよびマッチ クラス値に DHCP デプロイメント オプションを割り当てます。
クラス レベルおよびクラス値レベルで、以下のデプロイメント オプションを割り当てることができます。
- DHCP クライアント デプロイメント オプション
- DHCP サービス デプロイメント オプション
- DHCP ベンダー デプロイメント オプション
- DHCPv4 Raw オプション
クラス レベルで定義されたオプションは、クラスに関連付けられた値に一致するクライアントに適用されます。
クラス値レベルで定義されたオプションは、特定の値に一致するクライアントに適用されます。
これらのレベルでデプロイメント オプションを割り当てることでより細かい設定を行い、特定の条件に一致するクライアントのみがオプションを受け取るようにすることができます。マッチ クラス値はマッチ クラスより下のレベルで定義されるため、値レベルで定義されたオプションはクラス レベルで定義された類似する値より優先されます。
アドレス割り当ての制限
マッチ クラスに基づいてアドレス割り当てを制限するには、次の 2 つの DHCP サービス デプロイメント オプションのいずれかを構成できます。
- 次のクラス メンバの許可: 特定のクラスの値に一致する DHCP クライアントが、設定されたレベルで IP アドレスを受け取ることを許可します。また、すべてのホストの IP アドレスの受け取りを却下します。
- 次のクラス メンバの却下: 特定のクラスに一致する DHCP クライアントのメンバが、設定されたレベルで IP アドレスを受け取れないようにします。このクラスの値に一致しないすべてのクライアントは IP アドレスを受け取れません。
[次のクラス メンバの許可] および [次のクラス メンバの却下] デプロイメント オプションは、以下のレベルで設定できます。
- 構成
- IP ブロック
- IP ネットワーク
- DHCP レンジ
IP リースの数の制限
マッチ クラスに関連する 3 番目のデプロイメント オプションは、[リース制限] オプションです。このオプションは、DHCP によって特定のサブネットに配分される IP リースの数を制限するために使用されます。例えば、リモート サブネット内にある DHCP クライアントが新しい IP アドレスの DHCPDISCOVER 要求を発行すると、DHCP パケットをフォワードするよう構成されたリレー エージェントは、サブネットの情報を回線 ID の形式で DHCP サーバへフォワードします。この回線 ID で DHCP クラスを使用するように構成して、割り当てられるリースの数を制限できます。
[リース制限] デプロイメント オプションは、次のレベルで設定できます。
- DHCP マッチ クラス
- DHCP マッチ クラス値