DHCPv6 の制限事項 - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

DHCPv6 の制限事項を以下に示します。

  • DHCPv6 は個別のインスタンスとして実行されます。DHCPv6 と DHCPv4 が有効になっている場合、DHCP のインスタンスは 2 つになり、それぞれが独自の構成とリース ファイルを使用します。
  • DHCPv6 プレフィックスの委任は、Address Manager によって直接サポートされませんが、DHCPv6 プレフィックスの委任を Raw オプションとして実装できます。BlueCat カスタマー ケアにお問い合わせください。
  • ISC DHCP 実装によって、次の制限事項が発生します。
    • ::80 ~ ::FF の DHCPv6 レンジに含まれ、ネットワーク プレフィックスが付く IPv6 アドレスは、リースできません。
    • DDNS アップデートでは、DHCPv6 サーバは DNS サーバと IPv4 でのみ通信できます。
    • 管理対象の DHCPv6 サーバと外部 DNS サーバの間の DDNS 構成によっては、IPv6 アドレス リース処理に最大で 7 分間かかる場合があります。DHCPv6 サーバで DDNS アップデートを有効にするには、DNS サーバの IP アドレスとその他の必要なオプションを指定する必要があります。この制限は、/etc/resolv.conf ファイル内で DNS サーバの IP アドレスを指定した場合に、DNS サーバ上に作成された IPv6 逆引き参照ゾーンがない場合にのみ発生します。この制限を避けるには、Address Manager ユーザ インターフェイスで DNS サーバ上に IPv6 逆引き参照ゾーンを作成する必要があります。Address Manager ユーザ インターフェイスで、DHCPv6 RAW オプションを使用して DNS サーバの IP アドレスを指定することもできます。現在のところ、DHCPv6 サーバと DNS サーバの間で DDNS を有効にするには、この方法を推奨します。使用する RAW オプションは次のとおりです。
      zone <reverse zone name> {primary <IPv4 address of DNS server>;}