本章では、IPv4 および IPv6 ブロック、ネットワーク、IP アドレスの管理、ならびに IP アドレスの検知と照合について説明します。
Address Manager では、IP アドレス空間は次のような複数のオブジェクト タイプに体系化されています。
- IP ブロック: IP 空間の範囲。IP ブロックには、別の IP ブロックやネットワークが含まれる場合があります。IP ブロックは、構成の範囲内、または親の IP ブロックの範囲内に含まれている必要があります。
- ネットワーク: ルーティング可能な IP アドレスのグループ。ネットワークには IP アドレスしか含めることができません。ネットワークは、IP ブロックの範囲内に含まれている必要があります。
- IP アドレス: ネットワークのメンバにリースまたは割り当てられた実際の IP アドレス。IP アドレスはネットワーク内に含まれている必要があります。
IP アドレス空間を作成する時、はじめに IP ブロックを定義し、次にこれらブロック内のネットワークを作成します。これで、そのネットワーク内のアドレスの運用管理ができます。