IP 照合ポリシーの管理 - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0
注: 大規模なネットワークでは、Address Manager の IPv4 および IPv6 照合ポリシーは、SNMP タイムアウトに影響を受け、IP アドレスの検知を停止する場合があります。この問題は、シード ルータの 1 つで、ユニキャスト MAC アドレス、ユニキャスト ルータ、VLAN、またはその他の機能のためのシステム リソースが枯渇しているために発生している可能性があります。ハードウェア リソースのセクションが一杯になっている場合、通常、すべての処理のオーバーフローが CPU に送信されて、ルータのパフォーマンスに深刻な影響を与えます。この問題を解決するためには、ルータのリソース使用率を確認して、関連するリソースのハードウェア境界を比較し、それに応じて構成するか、ハードウェアのアップグレードを検討します。

IP 照合ポリシーは、構成 (IPv4 のみ)、ブロック、またはネットワークの各レベルで作成できます。構成レベルでは、複数の IPv4 照合ポリシーを定義できます。ブロックおよびネットワーク レベルでは、ブロックまたはネットワークごとに 1 つのポリシーのみを定義できます。ブロックおよびネットワークは、親オブジェクトからは照合ポリシーを継承しません。

IPv4 照合ポリシーでは、構成レベルで設定および実行する場合、Address Manager はネットワーク 検知の結果に基づいて、ブロックおよびネットワークを自動的に作成します。構成レベルで設定されたポリシーでは、1 つ以上のネットワーク境界を指定する必要があります。ネットワーク境界は、ポリシーに検索させる CIDR 表記での範囲です。ブロックおよびネットワークは、照合ポリシーを継承しませんが、これらのレベルで設定されたポリシーは、構成レベルで設定されたポリシーと競合します。これを回避するには、照合ポリシーを持つブロックおよびネットワークを、構成レベル ポリシーのオーバーライド リストに追加します。

各検知の合間に、物理ネットワーク上の IP アドレスが追加または削除され、Address Manager のアドレスと異なるネットワーク上のアドレスになる可能性があります。IP 照合で、Address Manager は次の 3 つのタイプのいずれかのアドレスを一覧表示します。
  • 再利用可能な IP アドレス: (IPv4 のみ) Address Manager に存在するが、物理ネットワーク上には存在しない IP アドレス。検知時に電源が切られていたデバイスを表す場合や、そのアドレスがネットワーク上にもう存在しない場合があります。
  • 不明の IP アドレス: 物理ネットワーク上に存在するが、Address Manager には存在しない IP アドレス。最後の検知が実行された後にネットワークに追加されたアドレスである可能性があります。
  • 不一致の IP アドレス: Address Manager とネットワーク上の両方に存在するが、MAC アドレス、DNS ホスト名情報、VLAN 情報、または接続スイッチポートが一致しない IP アドレス。