すべての Address Manager 構成の一部である 2 つのデフォルトのアドレス ブロックの 1 つが、ユニーク ローカル アドレス空間ブロックです。ユニーク ローカル アドレス空間は、RFC 1918 のプライベート アドレス空間ブロック (10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, および 192.168.0.0/16) と類似しています。
ユニーク ローカル アドレスは、インターネットに常時接続していないサイト、またはトラフィックを内部にローカライズするために別個のプレフィックスを持たせたいサイトに有用です。ローカル ネットワーク上にインターフェイスを持つルータは、これらのアドレスがインターネットに出ないように、設定する必要があります。
IPv4 アドレスが、ネットワーク ID およびホスト ID (およびサブネット ID) に分割されるように、IPv6 アドレスは、いくつかのセクション (プレフィックス、グローバル ID、サブネット ID、およびインターフェイス ID) に分割されます。次の表は、RFC 4193 から採用されています。
プレフィックス | L | グローバル ID | サブネット ID | インターフェイス ID |
7 ビット | 1 ビット | 40 ビット | 16 ビット | 64 ビット |
ローカル IPv6 アドレスの (プレフィックスと見なされる) 最初の 7 ビットは、 1111110 に設定されています。8 番目のビットは 1 に設定されます。まとめると、オクテットでは 11111101 となり、16 進法ではFDとなります。これは、ユニーク ローカル アドレス空間の一部のすべての IP アドレスは、FD で始まるということです。16 進表記での最初の 8 ビットは、FD00::/8 です。
アドレスの次の 40 ビットが、グローバル ID として知られています。アドレスのこの部分は管理者によって生成され、一意である必要があります。Address Manager は、RFC 4193 に基づくランダム化エンジンを使用して一意性を確実にします。ランダム化は、Address Manager サーバの MAC アドレスに基づきます。プレフィックスとグローバル ID の例は、FD65:80F6:7DFE::/48 です。
ローカル アドレスの次の 16 ビットは、サブネット ID として知られています。この部分は、ネットワーク要件に応じて、管理者によって異なるサイズのブロックにサブネット化されます。サブネット ID は、一般的に、一連のブロックとネットワークで構成されます。
最後の 64 ビットは、インターフェイス ID として知られています。この部分はホストのインターフェイスに割り当てられます。