SSH 検知 - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

SSH を使用して、ルータやスイッチなどのネットワーク上のデバイスを検知します。

Address Manager の以前のバージョンに組み込まれていた SNMP 検知メカニズムでは、OID データの出力形式の差異が原因で、特定のルータまたはスイッチ (Cisco IOS 12.2.xx など) に関する情報を検知できませんでした。ルータまたはスイッチに関する情報は、特定の SSH コマンドを代替方法として使用して収集できました。Address Manager v9.5.0 には、これらのルータまたはスイッチに関する情報を SSH で直接取得し、SNMP をバイパスして収集するために、SSH 検知ユーティリティが組み込まれています。

SSH 検知ユーティリティを Address Manager サーバ (/home/bluecat/discovery) で起動すると、ネットワーク上のデバイスが検知され、収集したデータを Address Manager IPAM に対して照合するために Address Manager で使用できる JSON ファイルが生成されます。

この SSH 検知ユーティリティは、SSHv1 と SSHv2 の両方をサポートする Cisco ルータおよびスイッチでテストされています。また、このユーティリティは、SSHv2 をサポートする Cisco ASA デバイスでも機能します。SSHv1 に対応した ASA デバイスの場合、メッセージが表示され、これらの ASA デバイスの検知プロセスがスキップされます。

サポートされるデバイス

Address Manager の SSH 検知ユーティリティは、次のデバイスをサポートします。
  • Cisco IOS ベースのデバイス (SSH v1.0 および SSH v2.0 を使用
  • Cisco ASA デバイス (SSH v2.0 を使用)

制限事項

ルータまたはスイッチは、次のコマンドを実行できる必要があります。
  • show version
  • show ip interfaces
  • show ip arp
ASA デバイスは、次のコマンドを実行できる必要があります。
  • show version
  • show interface
  • show arp
注: SSH 検知ユーティリティは、一覧表示されたコマンドの出力によって異なります。出力形式が異なる場合、検知スクリプトが正しく実行されない可能性があります。このような場合は、BlueCat カスタマー ケアにお問い合わせください。

制限事項

  • VRF環境ではデバイスの検知はサポートされていません。
  • Address Manager では、IP アドレス、MAC アドレス、およびネットワーク/サブネットで見つかったレイヤ 3 情報のみが検知されます。
  • レイヤ 2 検知はまだサポートされていません。
  • IPv6 検知はサポートされていません。ただし、IPv6 対応デバイス上での IPv4 検知は機能します。