VLAN タグ付け - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

仮想ローカル エリア ネットワーク (VLAN) と VLAN タグ付けにより、物理ネットワークをより小規模な仮想ネットワークに細分化または分離して、機能、サービスを向上したり、ネットワーク間のトラフィックを分離または制限したりできるようになります。

例えば、各サービス要件の品質が異なるため、組織ではそのユーザのワークステーション データから Voice-Over-IP (VOIP) 関連のトラフィックを分離することができます。

VLAN タグ付けとは、VLAN ID または VLAN タグをデータ パケットに挿入して、トラフィックを他の VLAN と区別する、ネットワーク デバイスの機能です。

VLAN タグ付けは、複数の VLAN トラフィックが IEEE 802.1q 対応のスイッチ間のトランク上に実装されている場合に必要です。パケットが IEEE 802.1q 対応のスイッチを通過して、次のネットワーク デバイスにトランク チャネルが到着すると、スイッチは、パケットが属する VLAN を識別するために、データ パケットに VLAN ID (VLAN タグ) を挿入します。

BlueCat DNS/DHCP サーバは、複数の VLAN で構成できます (それぞれをサブインターフェイスと呼びます)。そうすることで、DNS/DHCP サーバは、どのパケットがどの VLAN に属するかを判別し、適切に応答できます。VLAN タグ付けをサポートするには、DNS/DHCP サーバにある、親の物理インターフェイス (eth0 または bond0 のいずれか) の上部のサブインターフェイスを構成して、構成したサブインターフェイスに特定の VLAN ID を割り当てます。これらのサブインターフェイスの応答は、対応する VLAN にあるホストとネットワーク デバイスにブロードキャストされます。

  • VLAN タグ付けは、ソフトウェア バージョン 9.2.x 以降を使用している管理対象の DNS/DHCP サーバ アプライアンスまたは仮想マシンでのみサポートされています。
  • VLAN タグ付けは、スタンドアロンの DNS/DHCP サーバまたは xHA ペアに構成することができます。
  • VLAN タグ付けをポート ボンディングと併用して、NIC レベルの冗長化をお客様に提供することもできます。