以下では、デプロイメント検証の段階について説明します。
Address Manager からデータをデプロイするとき、デプロイメント検証は次の 3 段階で行われます。
- データは、Address Manager から管理対象の DNS サーバの一時ディレクトリにデプロイされます。このデプロイメントでは、DNS サーバ上の既存の DNS データにはまだ影響がありません。
- DNS サーバが新しくデプロイされたデータを、ユーザが選択したオプションに従って確認および検証します。
- 検証確認結果は、選択したオプションによって次のように変わります。
- 構成ファイルが検証テストに合格しなかった場合: デプロイメントは無効となり、管理対象の DNS サーバ上の DNS データは更新されません。DNS サーバ上の既存の DNS データは何も変更されません。無効なデプロイメントは Address Manager イベント リストに記録され、DNS 検証サーバ ログを確認することで原因を特定できます。
- 構成ファイルが検証テストに合格し、かつユーザがゾーン検証を有効にしなかった場合: デプロイメントは続行し、管理対象の DNS サーバ上の DNS データが更新されます。
- いずれかのゾーン検証オプションでユーザが [失敗] を選択し、データに構文エラーが検出された場合: デプロイメントは無効になり、管理対象の DNS サーバ上の DNS データは更新されません。無効なデプロイメントは Address Manager イベント リストに記録され、ゾーン検証サーバ ログを確認することで原因を特定できます。
- いずれかの DNS ゾーン検証オプションでユーザが [警告] または [無視] を選択し、データに構文エラーが検出された場合: デプロイメントは続行し、管理対象の DNS サーバ上の DNS データが更新されます。警告は Address Manager イベント リストに記録され、ゾーン検証サーバ ログを確認することで原因を特定できます。
- データに構文エラーが検出されない場合: デプロイメントは続行し、管理対象の DNS サーバ上の DNS データが更新されます。
デプロイメント検証プロセスの情報は、各サーバのサーバ ログで確認できます。DNS 検証、ゾーン検証、DHCP 検証のサーバ ログ表示については、「DNS/DHCP サーバ ログの表示」を参照してください。