データベース レプリケーションの構成 - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

データベース レプリケーションの構成方法です。

注: Address Manager でデータベース レプリケーションを構成する前に、レプリケーション状態にしたい Address Manager サーバ間に信頼関係を確立する必要があります。信頼関係の確立に関する詳細は、「Address Manager における信頼関係の構成」を参照してください。
データベース レプリケーションは、次の Address Manager 災害復旧システム間でサポートされています。
  • 2 台の Address Manager 3000 アプライアンスなどの、同じ Address Manager アプライアンス モデル
  • 2 台の Address Manager 3000 VM などの、同じ Address Manager 仮想マシン。
  • Address Manager 3000 アプライアンスと Address Manager 3000 VM などの、一致する Address Manager アプライアンスと仮想マシン。
データベース レプリケーションを構成する前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
  • レプリケーションを構成するユーザが管理者特権を持っている。
  • 影響を受ける Address Manager アプライアンスまたは仮想マシン間のファイアウォールで、ポート 228044387310995432 が開いている。サービス ポート、プロトコル、使用方法に関する詳細は、「Address Manager サービス ポート」を参照してください。
    注: Address Manager は、プライマリ サーバとセカンダリ サーバとの双方向通信にポート 80 および 443 を使用します。
  • レプリケーション内の Address Manager サーバすべてにおいて、ICMP (インターネット コントロール メッセージ プロトコル) が有効である。これでプライマリがセカンダリおよびターシャリ サーバに接続できるようになります。
  • データベースのバージョンが、Address Manager ソフトウェアの現在のバージョンと一致していなければならない。
  • データベース レプリケーションを構成する Address Manager サーバのディスク サイズは、同じサイズである必要があります。これにより、ディスク サイズの大きい Address Manager サーバのデータベースが急激に増加した場合でも、ディスク サイズの小さい Address Manager サーバがクラッシュすることはありません。
  • データベース レプリケーションに構成する Address Manager サーバは、一致する IP アドレス構成を持つ必要があります。例えば、すべての Address Manager サーバは、IPv4 アドレスのみ、IPv6 アドレスのみ、または IPv4 と IPv6 アドレスのダブルスタックで構成する必要があります。
    重要: IP 構成が混在した状態でデータベース レプリケーションを構成する場合 (レプリケーションで IPv4 のみを構成した Address Manager サーバと、デュアルスタックで IPv4 および IPv6 アドレスを構成した Address Manager サーバなど)、Address Manager v9.4.0 以降にアップグレードした時点で、セカンダリ Address Manager サーバはレプリケーションに含まれなくなります。

    Address Manager v9.4.0 以降にアップグレードした後、セカンダリ Address Managers がレプリケーションに含まれない場合、IP アドレス構成がプライマリ Address Manager (IPv4 のみ、IPv6 のみ、またはデュアルスタック) の構成に一致するようにセカンダリ Address Manager を再構成し、レプリケーションを再有効化する必要があります。

重要:
  • Address Manager サーバの /data/pgdata ディレクトリには、ファイルを配置しないでください。レプリケーションが失敗する可能性があります。
  • データベース レプリケーションの進行中は、プライマリ/スタンバイ サーバで CLI 構成を更新または変更しないでください。レプリケーションが失敗する可能性があります。
  • データベース レプリケーションの進行中は、JMX パスワードがプライマリ サーバとスタンバイ サーバで異なる場合、スタンバイ サーバでの UI アクセスは失敗します。JMX パスワードの設定手順は、「JMX パスワードの設定」を参照してください。
  • データベース レプリケーションを構成するとき、データの移行先はプライマリ サーバのみで、スタンバイ サーバへは移行できません。[管理] ページの [移行] リンクをは、レプリケーションの[プライマリ サーバ]からしか使用できません。
重要: BlueCat はレプリケーションで Address Manager を使用しているお客様に、例えばデータ センター間に VPN を使用するなど、プライマリおよびセカンダリ (またはターシャリ) サーバ間で通信チャネルを保護することを強く推奨します。
警告: レプリケーションで Address Manager サーバを使用する構成の場合、デプロイメントはプライマリ Address Manager サーバで実行する必要があります。レプリケートされたセカンダリ Address Manager サーバからのデプロイメントはサポートされません。