レプリケーションのリセットのシナリオ - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

データベース レプリケーションをリセットおよび再構成する方法は、発生している状況の重大性、およびデータベース レプリケーション システム内の Address Manager サーバの数によって異なります。

例えば、プライマリ サーバとスタンバイ サーバ間で単純なネットワーク通信の障害が発生していて、遅延が設定したエアーしきい値を超えているか、プライマリ サーバのディスク領域がすべて使用されている場合は、プライマリ サーバのレプリケーションをリセットしてスタンドアロンの動作に戻します。

ただし、プライマリ サーバが物理的に損傷しているか、機械的に使用不能の場合は、スタンバイ サーバのレプリケーションをリセットしてスタンドアロン状態に戻し、プライマリ サーバが交換または修理されるまで、プライマリ サーバとして機能するようにします。

いずれの場合も、複数のスタンバイ サーバを実行しているときは、すべてのスタンバイ サーバでレプリケーションをリセットする必要があります。

事例 1: ネットワーク通信の障害

2 台のスタンバイ サーバがレプリケーション中で、いずれかのスタンバイ サーバで遅延の問題が発生し、遅延が設定したエアーしきい値を超えているか、プライマリ サーバのディスク領域がすべて使用されている場合は、通信不能なスタンバイ サーバを排除してください。詳しくは、「ユーザ インターフェイスからのデータベース レプリケーションの変更」を参照してください。

プライマリ サーバとスタンバイ サーバ間の接続が失われている場合は、プライマリ サーバでレプリケーションをリセットしてレプリケーションを無効にし、問題が解決されるまで、プライマリ サーバがスタンドアロン状態で実行されるようにする必要があります。

  1. プライマリ サーバの管理コンソールにログインします。
  2. メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
  3. reset replication と入力して Enter キーを押します。

    プライマリ サーバがスタンドアロン サービス状態に戻ります。プライマリ サーバとスタンバイ サーバにデータベース レプリケーションを再構成できるようになりました。

注: レプリケーションのリセット後、管理下にあるすべての DNS/DHCP サーバへのフルデプロイメントを実行することを推奨します。

事例 2: 災害復旧の事例

予期しない理由のためにプライマリ サーバがオフラインになった場合 (物理的損傷や機会の故障により使用不能になる場合など) は、スタンバイ サーバでレプリケーションをリセットする必要があります。
重要: プライマリ サーバがオフラインまたは機能していないときは、スタンバイ サーバのみでレプリケーションをリセットすることを強く推奨します。プライマリ サーバがオンライン状態のときにスタンバイ サーバでレプリケーションをリセットすると、競合が発生する可能性があります。これは、プライマリ サーバとスタンバイ サーバの両方に DNS/DHCP サーバ インフラストラクチャを制御する機能があるからです。

単一のスタンバイ サーバがあるときにプライマリ サーバがオフラインになった場合は、次の操作を実行します。

単一のスタンバイ サーバ:

  1. スタンバイ サーバの Administration Console にログインします。
  2. メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
  3. reset replication と入力して Enter キーを押します。

    サーバがサービス状態に戻り、複製されたデータベースのコピーが使用されます。プライマリ サーバがサービス状態に戻ったら、2 つのサーバ間のデータベース レプリケーションを再構成できます。

    注: レプリケーションのリセット後、管理下にあるすべての DNS/DHCP サーバへのフルデプロイメントを実行することを推奨します。

2 つのスタンバイ サーバ:

2 つのスタンバイ サーバがあるときにプライマリ サーバがオフラインになった場合は、次の操作を実行します。

  1. 最初のスタンバイ サーバの管理コンソールにログインします。
  2. メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
  3. reset replication と入力して Enter キーを押します。
  4. 2 番目のスタンバイ サーバの管理コンソールにログインします。
  5. メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
  6. reset replication と入力して Enter キーを押します。
  7. 新しいプライマリ データベースへのアクセス権を残りのスタンバイ サーバに付与します。
  8. 新しいプライマリ サーバにするサーバの Address Manager ユーザ インターフェイスにログインします。
  9. 新しいプライマリ サーバとスタンバイ サーバにデータベース レプリケーションを構成します。

サーバがサービス状態に戻り、新しいプライマリ サーバから複製されたデータベースが使用されます。元のプライマリ サーバがサービス状態に戻ったら、そのサーバをデータベース レプリケーション構成に追加できます。

注: レプリケーションのリセット後、管理下にあるすべての DNS/DHCP サーバへのフルデプロイメントを実行することを推奨します。