データベース レプリケーションをリセットおよび再構成する方法は、発生している状況の重大性、およびデータベース レプリケーション システム内の Address Manager サーバの数によって異なります。
例えば、プライマリ サーバとスタンバイ サーバ間で単純なネットワーク通信の障害が発生していて、遅延が設定したエアーしきい値を超えているか、プライマリ サーバのディスク領域がすべて使用されている場合は、プライマリ サーバのレプリケーションをリセットしてスタンドアロンの動作に戻します。
ただし、プライマリ サーバが物理的に損傷しているか、機械的に使用不能の場合は、スタンバイ サーバのレプリケーションをリセットしてスタンドアロン状態に戻し、プライマリ サーバが交換または修理されるまで、プライマリ サーバとして機能するようにします。
いずれの場合も、複数のスタンバイ サーバを実行しているときは、すべてのスタンバイ サーバでレプリケーションをリセットする必要があります。
事例 1: ネットワーク通信の障害
2 台のスタンバイ サーバがレプリケーション中で、いずれかのスタンバイ サーバで遅延の問題が発生し、遅延が設定したエアーしきい値を超えているか、プライマリ サーバのディスク領域がすべて使用されている場合は、通信不能なスタンバイ サーバを排除してください。詳しくは、「ユーザ インターフェイスからのデータベース レプリケーションの変更」を参照してください。
プライマリ サーバとスタンバイ サーバ間の接続が失われている場合は、プライマリ サーバでレプリケーションをリセットしてレプリケーションを無効にし、問題が解決されるまで、プライマリ サーバがスタンドアロン状態で実行されるようにする必要があります。
- プライマリ サーバの管理コンソールにログインします。
- メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
- reset replication と入力して Enter
キーを押します。
プライマリ サーバがスタンドアロン サービス状態に戻ります。プライマリ サーバとスタンバイ サーバにデータベース レプリケーションを再構成できるようになりました。
事例 2: 災害復旧の事例
単一のスタンバイ サーバがあるときにプライマリ サーバがオフラインになった場合は、次の操作を実行します。
単一のスタンバイ サーバ:
- スタンバイ サーバの Administration Console にログインします。
- メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
- reset replication と入力して Enter
キーを押します。
サーバがサービス状態に戻り、複製されたデータベースのコピーが使用されます。プライマリ サーバがサービス状態に戻ったら、2 つのサーバ間のデータベース レプリケーションを再構成できます。
注: レプリケーションのリセット後、管理下にあるすべての DNS/DHCP サーバへのフルデプロイメントを実行することを推奨します。
2 つのスタンバイ サーバ:
2 つのスタンバイ サーバがあるときにプライマリ サーバがオフラインになった場合は、次の操作を実行します。
- 最初のスタンバイ サーバの管理コンソールにログインします。
- メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
- reset replication と入力して Enter キーを押します。
- 2 番目のスタンバイ サーバの管理コンソールにログインします。
- メイン セッション モードで、configure database と入力し、Enter キーを押します。Proteus プロンプトが変更されます。
- reset replication と入力して Enter キーを押します。
- 新しいプライマリ データベースへのアクセス権を残りのスタンバイ サーバに付与します。
- 新しいプライマリ サーバにするサーバの Address Manager ユーザ インターフェイスにログインします。
- 新しいプライマリ サーバとスタンバイ サーバにデータベース レプリケーションを構成します。
サーバがサービス状態に戻り、新しいプライマリ サーバから複製されたデータベースが使用されます。元のプライマリ サーバがサービス状態に戻ったら、そのサーバをデータベース レプリケーション構成に追加できます。