前方参照および処理順
移行エンジンは入力された XML をシングルパスで処理します。要素 #1 がエンジンによってまだ処理されていない要素 #2 を参照し、必要とする場合、要素 #1 の処理は後まで延期されます。エンジンが要素 #2 を処理すると、要素 #1 はブロック解除され、処理されます。可能なときは、参照またはその他の手段で依存する要素の前に “dependency” 要素を宣言してください。曖昧さと一貫性のない動作を避けるために、エンティティは 1 回のみ作成してください。同じ XML でエンティティを作成および削除してはなりません。
自動作成およびセマンティックの違い
依存関係を持つ要素がよりを延期される仕組みと同様に、エンティティが明示的に作成されないことが明らかになるまで (基本的には移行の終了まで)、エンティティの自動作成を保留します。
現在、自動作成は以下に制限されています。
- IPv4 ネットワーク ゲートウェイ アドレスが処理され、ネットワークの処理と同時に作成される可能性があります。
- IPv4 アドレスがない場合は自動的に作成され、ホスト レコードによって参照されます。
host
要素の auto-create-network
属性のサポートは削除されました。
移行エンジン使用時のベスト プラクティス
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可能なときは、データを空の Address Manager データベースに移行してください。
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UI または API の使用により同時に変更されるリスクがあるデータの移行はしないでください。
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可能なときは、移行プロセスを事前にテストしてください。
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移行が開始される前の元データのバックアップを作成してください。移行エンジンでは「ロールバック」処理は実行されません。
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移行の進行状況を監視し、予想外の状況で中断する準備をしてください。
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フォローアップ分析が必要な場合に備え、移行データ、ログ、バックアップのコピーを保管してください。
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整理しやすくし、ディスクの使用容量を少なくするために、圧縮された (zip) 移行パッケージを使用してください。
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移行は特殊なユースケースとして機能するものです。汎用編集ツールとして用いたり、API の代用としたりする目的はありません。UI または API を使用してデータに小さな変更を加える方が効率的です。Address Manager サーバ間で正確で完全なデータをコピーするために、データベース バックアップおよびリストアを使用してください。