正規表現とは、文字列のパターンを定義する方法です。テキスト文字列の命名ポリシー値では、正規表現を用いてテキスト文字列の入力方法を制御できます。例えば、文字列をすべて大文字または小文字で入力することや、数字を含めずに文字のみを入力すること、または、入力する文字列の長さを指定できます。
ここに示すのは、[命名ポリシー値の追加] ページおよび [命名ポリシー値の追加] ページの [正規表現] フィールドで使用できる正規表現の演算子です。
一致対象 | 演算子 | 一致の説明 |
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大文字と小文字が区別された特定の文字列 | 文字列 | 文字列のみに一致します。ここで、文字列は [正規表現] フィールドに入力された値です。文字列にスペースを含めることはできません。 例:Address は Address に一致しますが、address には一致しません。 |
大文字と小文字が区別された一方の文字列または大文字と小文字が区別されたもう一方の文字列 | 文字列 1|文字列 2 | 文字列 1 または 文字列 2 のどちらかに一致します。文字列 1 および 文字列 2 にスペースを含めることはできません。 例:Address|Example は Address または Example に一致しますが、address や example には一致しません。 |
文字の範囲にある単一文字 | [x-y] | 文字または数字の範囲に一致します。ここで、x および y は範囲内の最初と最後の文字を指定します。 例:
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指定した文字数 | {n} | 指定された文字数に一致します。ここで、n は数字です。 例: [a-z]{4} は、abc または ABCD ではなく、abcd に一致します。 |
文字数の変数 | {min,max} | 指定された文字数に一致します。ここで、min は最小文字数、max は最大文字数です。 例: [a-z]{4,6} は、abc または abcdefg ではなく、abcd および abcdef に一致します。 |
1 個または 0 個の文字 | ? | 文字の 0 回または 1 回の出力に一致します。 例: [0-9]? は、0 と 9 の間にある数字に 0 回もしくは 1 回一致します。 |
指定された文字以外すべて | [^文字列] | 文字列内の任意の文字を除外します。文字列にスペースを含めることはできません。 例:
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任意の単一文字 | . | [正規表現] フィールドにピリオド「.」を入力します。任意の単一文字に一致します。 例:
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通常は正規表現演算子の一部となっている文字を含めるには、その文字の前に \ (バックスラッシュ) を付けます。