手動デプロイメント - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

Address Manager では、管理対象のサーバにデータを手動でデプロイする方法が 2 つあります。[デプロイ] と [クイック デプロイ] です。

[デプロイ] 機能は [サーバ] タブから使用できます。この機能を使用すると、データを 1 つ以上のサーバにデプロイしたり、デプロイするサービスを選択したりできます。デプロイメントを開始するとき、Address Manager によって構成がチェックされ、完全デプロイメント差分デプロイメントのどちらを実行するかが自動的に決定されます。
  • 完全デプロイメントまたは差分デプロイメントのどちらか?

    Address Manager では、オブジェクト数の上限が 2000 に設定されており、この上限に達すると、自動的に差分デプロイメントではなく完全デプロイメントがトリガされます (クイック デプロイ機能も含む)。この上限に数えられるオブジェクト アップデートは、DDNS アップデート、ユーザ アップデート、DHCP アップデート (通常の履歴項目など) です。これは、Address Manager のすべてのデプロイ可能なサーバに適用されます (例えば、アップデートされるオブジェクトの制限である 2000 を超えると、変更が発生したゾーンに関係なく、すべてのサーバで完全デプロイメントがトリガされます)。これは、最後のデプロイの後に大幅な変更が発生した場合のための予防措置として設計されています。変更箇所が多い場合、履歴の変更点を計算するほうが、実際のデプロイメントよりも長時間かかる可能性があるため、Address Manager は完全デプロイメントを実行します。完全デプロイメントおよび差分デプロイメントの詳細については、「デプロイメントのタイプ」を参照してください。

クイック デプロイ機能は、1 つ以上の [デプロイメント ロール] が追加されると、ゾーンの IP ブロックまたは IP ネットワークの [リソース レコード] タブで利用可能です。この機能を使用すると、DNS リソース レコードに行った変更を直ちにデプロイできます。この機能は、変更した DNS リソースレコードのみに適用され、その他のデータはデプロイされません。
注:
  • [クイック デプロイ] 機能は、Address Manager 管理者には常に有効になっています。この機能を管理者以外にも有効にするには、そのオプションをユーザまたはユーザ グループにアクセス権として割り当てる必要があります。アクセス権割り当ての詳細については、「アクセス権」を参照してください。
  • クイック デプロイ機能にアクセスするには、少なくとも 1 台のサーバを Address Manager に追加し、プライマリ DNS デプロイメント ロールを追加する必要があります。
  • クイック デプロイは複数のサーバ、ビュー、ゾーンに対して実行できます。
  • 個別のゾーンとネットワークからクイック デプロイ機能を選択すると、ユーザが同じプライマリ サーバで構成された他のゾーンとネットワークにリソース レコードの変更を加えた場合、その変更はサーバにもデプロイされます。[クイック デプロイ] を選択した後に、[サーバ クイックデプロイメントの確認] ページを見て、すべてのゾーンとネットワークから保留中の変更を確認してから先へ進んでください。
  • ユーザが加えた変更のみがデプロイされます。他のユーザによって加えられた変更は、同じゾーンまたはネットワークでクイック デプロイ ユーザからの変更として加えられたものであっても、デプロイされません。