簡易ネットワーク管理プロトコル - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP: Simple Network Management Protocol) は、ポーリングを行うワークステーションまたはトラップ サーバが、ネットワーク上のデバイスに関するデータを取得できるようにします。これには、サービス、サーバ機能、デバイス上のセキュリティおよびサービス設定に関するほぼリアルタイムのステータスが含まれる場合があります。

DNS/DHCP サーバ アプライアンスは、SNMP が有効なネットワーク上で管理対象のデバイスとして動作できます。DNS/DHCP サーバ には、アプライアンス自体と、オンボードのアプリケーション サーバの両方に対する SNMP が含まれます。

DNS/DHCP サーバには、SNMP バージョン 1、2c、3 に対するサポートが含まれます。バージョン 1 および 2c には、認証機能やリモート管理機能は含まれません。つまり、正しく機能させるには、SNMP を有効にして、適切な SNMP ユーザ名 (またはコミュニティ文字列) を設定するだけで済みます。また、ポーリング間隔を設定して、アプライアンスで SNMP の値を更新する頻度を制御することもできます。SNMPv3 には、認証およびアクセス制御が含まれます。SNMPv3 を設定するには、SNMP のパスワードおよびトラップ サーバのユーザ名、パスワード、アドレスを設定する必要もあります。バージョン 3 には、情報を SNMP トラップとして送信する機能があります。
注: Address Manager を使用して DNS/DHCP サーバを管理している場合、Address Manager 監視サービス上および管理対象の DNS/DHCP サーバ上で同じバージョンの SNMP を設定する必要があります。SNMP のバージョンが一致しないと、[接続できませんでした] というステータス メッセージが Address Manager に表示されます。
注: 新しい DNS/DHCP サーバ および Address Manager は両方ともデフォルトで SNMP v2c に設定されます。アプライアンスを追加または交換する場合、またはソフトウェア更新をインストールする場合、このことを考慮に入れる必要があります。

初めて DNS/DHCP サーバをインストールするときには、SNMP サービスは構成されていません。パラメータを構成し、Address Manager ユーザ インターフェイスから DNS/DHCP サーバ アプライアンスの SNMP サービスおよび SNMP トラップ サービスの両方を有効にできます。

BlueCat アプライアンスはすべての MIB-II SNMP 標準オブジェクトをサポートします。BlueCat は、Address Manager および DNS/DHCP サーバ オブジェクト用 MIB ファイルも提供します。BlueCat MIB ファイルの詳細については、「SNMP マネージャのセットアップおよび BlueCat MIB ファイル」を参照してください。

Address Manager 監視サービスを使用するには、SNMP を構成して有効にする必要があります。Address Manager サーバのメトリクスの表示方法については、「一般的なシステム情報の表示」を参照してください。