以下では、複数の IP サービス アドレスを持つ DHCP の動作を説明します。
DHCP サービスでは、サービス インターフェイス (eth0、VLAN インターフェイス、または bond0) に IP アドレスが少なくとも 1 つ必要です。サービス インターフェイスに複数の IP アドレスが構成されている場合、DHCP はそのインターフェイスに対してデフォルトでサービス用に割り当てられている最初の IP を使用します。
注: インターフェイスに割り当てられている IP アドレスの順序は、SSH 経由で DNS/DHCP サーバに接続し、ip address コマンドを実行すると確認できます。
- サービス インターフェイスに複数の IP アドレスが構成されている場合、インターフェイスの IP アドレスの 1 つにサーバ識別子 DHCP サービス オプションを設定する必要があります。こうすることで、どの IP アドレスを待ち受けてクライアントにサービスを提供すればよいか、 DHCP が把握できるようになります。注: ベスト プラクティスとして、BlueCat では、いずれかのインターフェイスで複数の IP アドレスを実行しているお客様すべてに対し、サーバ識別子 DHCP サービス オプションを利用して DHCP クライアントとの適切な通信を確認することを推奨します。
- DHCP サービス専用の VLAN インターフェイスまたはボンディング インターフェイスを使用する場合、そのインターフェイスに少なくとも 1 つの IP アドレスを構成する必要があります。サービス インターフェイスに IP アドレスが構成されていない場合、DHCP はそのインターフェイスを待ち受けてクライアントにサービスを提供することができません。
- デプロイ可能な DHCP 範囲が、単一のサービス インターフェイス上にある一意のサブネットの 2 つ以上のサービス IP アドレスに一致する場合、DHCP を正常にデプロイするには、これらの DHCP 範囲の共有ネットワークを作成する必要があります。これは、DHCP サービスによるインターフェイスを介したデプロイメントの処理方法によるものです。詳しくは、「共有ネットワーク」を参照してください。