DHCP Raw オプション - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド
Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

DHCP Raw オプションを使用すると、Address Manager で直接サポートされていない DHCP オプションを追加することができます。

Raw オプションは、管理対象のサーバ上の DHCP サービスに、[Raw データ] フィールドの入力通りに渡されます。そのため、データを正しい構文で入力することが重要です。Raw オプションについては、エラー チェックやデータ チェックが行われません。DHCP Raw オプションの構文エラーの場合は、DHCP サービスが停止し、以前の DHCP 構成にロールバックするため、サービスが停止します。

次のレベルで DHCPv4 および DHCPv6 Raw オプションを追加できます。
  • サーバ グループ (DHCPv4 および DHCPv6)
  • サーバ (DHCPv4 および DHCPv6)
  • ネットワーク (DHCPv4 および DHCPv6)
  • IP 範囲 (DHCPv6 のみ)
  • DHCP 範囲 (DHCPv4 および DHCPv6)
  • DHCP 予約アドレス (DHCPv4 のみ)
  • マッチ クラス (DHCPv4 のみ)
  • マッチ クラス値 (DHCPv4 のみ)
  • MAC プール (DHCPv4 のみ)
  • MAC アドレス (DHCPv4 のみ)
Raw オプションはレベル間で継承されません。構成レベルまたは IP ブロック レベルで設定されたオプションは下のレベルに継承されないため、これらのレベルでは Raw オプションを設定できません。
注: 例外: サーバ グループに割り当てられた Raw オプションは、そのサーバ グループにリンクされているサーバによってのみ継承されます。
重要: サーバ グループ上での DNS および DHCP Raw オプションの構成
サーバ グループ レベルおよび個別サーバ レベルで Raw オプションが構成されている場合、DNS および DHCP の Raw オプションはオーバーライドされません。個別サーバに対するデプロイ中、Raw オプションは次のシナリオに基づいて組み込みまたは省略されます。

  • サーバ グループおよびサーバでの異なるデプロイメント オプションの構成

    ある Raw オプションをサーバ グループで構成し、このサーバ グループに関連付けられた個別サーバで異なる Raw オプションを構成する場合、これらの Raw オプションが組み込まれ、後でこの個別サーバにデプロイされます。例えば、サーバ グループで Raw オプション Raw_Option_1 を指定し、このサーバ グループに関連付けられた特定のサーバで Raw オプション Raw_Option_2 を指定する場合、この特定のサーバに対するデプロイメントには Raw_Option_1 と Raw_Option_2 の両方が組み込まれます。

  • サーバ グループおよびサーバでの同一デプロイメント オプションの構成

    ある Raw オプションをサーバ グループで構成し、このサーバ グループに関連付けられた個別サーバで同一の Raw オプションを構成する場合、重複する Raw オプションの 1つが省略され、Raw オプションは個別サーバに対して 1 回のみデプロイされます。例えば、サーバ グループで Raw オプション Raw_Option_1 を指定し、このサーバ グループに関連付けられた特定のサーバで Raw オプション Raw_Option_1 を指定する場合、この特定のサーバに対するデプロイメントには Raw_Option_1 の 1 つのインスタンスのみが組み込まれます。