構成内に 1 つ以上の IPv4 ブロックを作成しなければなりません。IPv4 ブロックは、追加のブロックを含む可能性があり、よって IPv4 空間をグループ化し、調整するために論理構造を作成できます。
IPv4 ブロックを構成に追加するか、または IPv4 ブロックを編集するには:
- [IP 空間] タブを選択します。タブは最後に作業したページを記憶するので、もう一度タブを選択して、[構成情報] ページにいることを確認します。
- 構成ドロップダウン メニューから、構成の 1 つを選択します。
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[IPv4 ブロック] で、[新規] をクリックするか、編集する IPv4 ブロックを選択してから、ブロック名をクリックし、[編集] を選択します。
注: 既存ブロック内にブロックを追加するために、[IPv4 ブロック] セクション内の親ブロックをクリックします。すると、そのブロックに対する [アドレス空間] タブが出現します。[ブロックおよびネットワーク] セクション内で、[新規] をクリックして、新規ブロックを追加します。
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[一般] で、次で示すようにアドレス範囲と名前を設定します。
- CIDR Block: このオプションを選択し、192.168.7/24 などの CIDR 表記でアドレス範囲を入力します。新規の範囲は、その親の内部に完全に含まれなければなりません。もし構成が親オブジェクトであれば、任意の範囲を指定できます。
- アドレス範囲: このオプションを選択し、[開始] フィールドと [終了] フィールドにアドレスの範囲を入力します。アドレス範囲は、CIDR の境界に一致しなければなりません。
- アドレスおよびネットマスク: このオプションを選択し、開始 IP アドレスおよびネットマスクを [アドレス] および [ネットマスク] フィールドに入力します。
- 名前: ブロックあるいはネットワーク名を入力します。この名前は Address Manager でのみ使用され、サーバにはデプロイされません。
- ロケーション: (オプション) 追加または編集する IP オブジェクトのベースとなるロケーションをドロップダウン メニューから選択します。最も頻繁に使用されるロケーション オブジェクトは、リストの一番上にあります。
- 継承済みロケーション: 親オブジェクトから継承されるロケーションの注釈が表示されます。ロケーションを含めない場合、現在のオブジェクトおよび子オブジェクトに対してデフォルトのロケーションが使用されます。
- デフォルト ビュー: リストからビューを選択します。選択したビューは、ネットワーク内のアドレスに継承されます。複数のビューに割り当てられた IP アドレスに対して、デフォルト ビューによって IP アドレスが割り当てられるビューが決定されます。
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[DNS 制約] で、次のようにゾーンあるいはビューを設定して使用される IPv4 ブロックを制約します。
- オプション: 親オブジェクトの DNS 制約を継承するため、[可能ならば継承値を使用] の横にあるラジオ ボタンを選択します。このオプションを選択すると、[継承された値:] フィールドに、 親オブジェクトで定義した DNS ゾーンまたはビューの名前が自動的に設定されます。
ブロック固有の DNS 制約設定を構成するために、[オーバーライド] の横にあるラジオ ボタンを選択します。このオプションを選択する場合 (またはブロックが最上位の親ブロックである場合)、[継承された値:] フィールドは [なし] です。
- DNS 制約: ドロップダウン リストの DNS ゾーンまたはビューを選択し、[他を追加] をクリックします。選択したビューまたはゾーンが [DNS 制約] リストに表示されます。複数のビューおよびゾーンをリストに追加できます。リストから項目を削除するには、リストからそれを選択し、[削除] をクリックします。注:
- [DNS 制約] リストに追加する DNS ゾーンまたはビューは、指定した IPv4 ブロックでしか使用できないように制限されます。IPv4 ブロックも、指定したビューとゾーンでしか使用できないように制限されます。
- DNS ゾーン に IPv4 ブロック外の IP アドレスが含まれる場合、IPv4 ブロックをその DNS ゾーンに追加することはできません。
- オプション: 親オブジェクトの DNS 制約を継承するため、[可能ならば継承値を使用] の横にあるラジオ ボタンを選択します。このオプションを選択すると、[継承された値:] フィールドに、 親オブジェクトで定義した DNS ゾーンまたはビューの名前が自動的に設定されます。
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[デフォルト ドメイン] で、IPv4 アドレスに対するホスト名を構成する際に使われるゾーン (ドメインを含む) を設定します。デフォルト ドメインを使用すると、IPv4 アドレスのホスト名を指定するときに精度を確保できます。これを構成する場合、完全な FQDN を入力する必要はありません。使用可能なドメインのリストから名前を選択できます。
- オプション: 親オブジェクトのデフォルト ドメイン構成を継承するため、[可能ならば継承値を使用] の横にあるラジオボタンを選択します。このオプションを選択すると、[継承された値:] フィールドに、 親オブジェクトで定義した DNS ゾーンの名前が自動的に設定されます。
ブロック固有のデフォルト ドメイン設定を構成するには、[オーバーライド] の横にあるラジオボタンを選択します。このオプションを選択する場合 (またはブロックが最上位の親ブロックである場合)、[継承された値:] フィールドは [なし] です。
- デフォルト ドメイン: リストから DNS ゾーンを選択し、[他を追加] をクリックします。選択したゾーンは、[デフォルト ドメイン] リストに表示されます。複数のドメインをリストに追加できます。ドメインを削除するには、リストから該当するドメインを選択し、[削除] をクリックします。リストのドメインの順序を変更するには、リストでドメインを選択して、[上に移動] または [下に移動] をクリックします。注: DNS 制約を [DNS 制約] セクションで設定する場合、デフォルト ビューとデフォルト ドメインは、ビューとゾーンの制約内に配置する必要があります。
IPv4 アドレスを割り当てる際に、ここで指定されたゾーンは、[ホスト名] フィールドで使用可能になります。
- オプション: 親オブジェクトのデフォルト ドメイン構成を継承するため、[可能ならば継承値を使用] の横にあるラジオボタンを選択します。このオプションを選択すると、[継承された値:] フィールドに、 親オブジェクトで定義した DNS ゾーンの名前が自動的に設定されます。
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[割り当てオプション] で、次のオプションを設定します。
- 重複名チェック: ブロック内ネットワークに重複ホスト名の使用を避ける場合は、[有効] を選択し、重複ホスト名の使用を許す場合は、[無効] を選択します。ヒント:
- このオプションをトップレベルのブロックで設定する場合は、[有効] と [無効] オプションのみが使用可能です。
- このオプションを子ブロックに対し設定すると、[継承済み] オプションが使用可能になります。ブロックに親オブジェクトの重複名チェックの設定を継承させるようにするには [継承済み] を選択します。デフォルトでは、すべての子ブロックおよびネットワークは重複名チェックの設定を継承します。
- 割り当て前の ping: 割り当て前に Address Manager に IP アドレスを ping させるには [有効] を選択し、Address Manager に可用性をチェックすることなくアドレスを割り当てさせるには [無効] を選択します。Address Manager がアドレスを ping し、それが使用中であることが分かると、Address Manager はアドレスが使用中で、割り当てできないことを示します。ヒント:
- このオプションをトップレベルのブロックで設定する場合は、[有効] と [無効] オプションのみが使用可能です。
- このオプションを子ブロックに対し設定すると、[継承済み] オプションが使用可能になります。ブロックに、親オブジェクトの割り当て前に ping の設定を継承させるようにするには、[継承済み] を選択します。デフォルトでは、すべての子ブロックおよびネットワークは割り当て前に Ping の設定を継承します。
- 重複名チェック: ブロック内ネットワークに重複ホスト名の使用を避ける場合は、[有効] を選択し、重複ホスト名の使用を許す場合は、[無効] を選択します。
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[DHCP アラート設定] で、DHCP アラートの値を設定します。
- 基準値を親から継承する: 選択すると、ブロックは DHCP アラート設定を親オブジェクトから継承します。
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低基準値: DHCP 使用率がこの値を下回った場合 (使用アドレスが少なすぎる場合)、アラートが発行されます。
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高基準値: DHCP 使用率がこの値を超えた場合 (使用アドレスが多すぎる場合)、アラートが発行されます。
注: DHCP の共有ネットワークを使用している場合、その共有ネットワーク内のすべてのネットワークに対する DHCP アラート通知が、構成レベルで設定された DHCP アラートを使用して、単一のエンティティ通知として送信されます。また、共有ネットワーク内の個別のネットワークに対する DHCP アラートが送信されるのは、オブジェクト固有の DHCP アラートがネットワークまたは DHCPv4 範囲レベルで設定されている場合のみです。 - 必要に応じて [変更管理] で、コメントを追加します。
- [追加] または [更新] をクリックします。