クラスレス境界での逆引き委任の動作は、クラスフル境界での逆引き委任と若干異なります。Address Manager は、RFC 2317 の『クラスレスの IN-ADDR.ARPA 委任』で説明されている方法に従います。
説明のため、192.168.1.0/24 ネットワークの逆引きゾーンを DNS サーバでホストしていて、192.168.1.128/25 ネットワークを他の DNS サーバに委任する必要がある場合を考えます。Address Manager インターフェイスからの手順は、「逆引きゾーンの委任」で説明されているクラスフル委任と同じです。ただし、DNS サーバのゾーンの形式がかなり異なります。以下の例では、デフォルトの逆引きゾーン名形式: [start-ip]-[net-mask].[net].in-addr.arpa が使用されることを想定しています。
デプロイメントのとき:
- 128-25.1.168.192.in-addr.arpa という名前のゾーンが子 DNS サーバで作成されます。
- 128-25.1.168.192.in-addr.arpa ゾーンの委任レコード (NS) が親サーバで作成されます。
- 可能性のあるすべての委任 PTR レコードの CNAME レコードが親サーバで作成されます。
クラスレス逆引きゾーンを委任するには:
- 24 ビット プレフィックスの IPv4 ブロックを作成します。
- 親サーバにブロック レベルのデプロイメント ロールを割り当てます。
- クラスレス ネットワーク (25 ビット プレフィックスなど) を作成します。
- 子サーバに 25 ビット ネットワークのデプロイメント ロールを割り当てます。
- 構成をデプロイします。