動的 DNS - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

動的 DNS (DDNS) は、DHCP によるアドレス割り当てに対する更新をホストの DNS レコードで反映するときに使用されるシステムです。

DDNS により、DNS サーバは IP アドレスの DHCP クライアントに関する更新を受け入れることができます。DNS サーバは、動的クライアントの IP アドレスの変更の都度、更新を受け取ります。次に、DNS サーバでは IP アドレスをクライアントの DNS 名に関連付けます。アドレスが含まれる DHCP レンジで [DDNS アップデート] オプションがデプロイされている場合、アドレスの動的データが保持されます。ゾーンのレコードを検索した場合など、動的に生成されたレコードは明確にマークされます。動的更新は、生成された管理対象サーバへ常に直ちにデプロイされます。

内部側の DNS では、DNS サーバに対する動的更新を許可することが一般的です。動的 DNS を使用すると、管理者が多数のレコードを手動で入力する必要性を省くことができます。動的更新を使用する代わりに、権限のあるユーザ (または DHCP サーバ自体) が直接レコードを追加、削除、および変更できます。ただし、DDNS を利用すると、ネットワークの脆弱性がある程度高まる可能性があります。悪用されると、ユーザは動的更新を使用して、組織の DNS サーバ上の一部または多数のレコードを偽の情報で動的に更新することができます。そのため、動的更新はできるかぎり制限する必要があります。