Address Manager v9.3.0 以降では、従来の [履歴のアーカイブおよびパージ] 設定および [トランザクション履歴書き込み] が [監査データの保持] 設定に置き換わりました。
これまでは、BAM 管理者は 1 件の保持期間を設定し、パージのスケジュールを自分で設定していました。Address Manager v9.3.0 からは、ユーザが GUI
または API
を使用して監査データの種類に基づいてより詳細な履歴保持を選択できます。管理者は、パージを管理したりそのスケジュールを設定したりする必要はありません。その代わり、データベースのサイズを維持するように、選択した保持期間より古いトランザクションは定期的に自動でパージされます。データがパージされると、スペースは直ちに再取得され、他のテーブルで使用できるようになります。この機能により、保持設定で指定した期間以上に履歴が保持されることが確実になります。
注: BAM
からパージされたデータは、アーカイブされず、取得することはできません。
BAM データベースで保持期間を指定できる履歴データには、4 つのカテゴリがあります。
- 管理履歴: BAM 内で GUI または API を使用して加えられた変更などの内部トランザクション
- セッションおよびイベント履歴: セッションのログイン/ログアウト アクティビティやイベントのログ
- DHCP トランザクション履歴: 動的 DHCP アクティビティの結果としての IP アドレス状態および関連 MAC アドレスおよび DHCP 固有識別子 (DUID) に対する変更などの外部トランザクション (リース履歴を含む)
- DDNS トランザクション履歴: ホスト レコードおよびその IP アドレスや DHCID マッピングに対する変更などの外部トランザクション
注: 過去バージョンの BAM からアップグレードされるユーザで、毎日または毎月のパージ
スケジュールを設定していた場合は、当該スケジュールの暗黙的保持期間に対応するように保持設定が初期化されます。しかし、Address Manager v9.3.0
にアップグレードした後で、ユーザが設定値を確認し、必要に応じて調整してください。