以下では、アップグレード前後のファイルのコピー方法を説明します。
DNS/DHCP サーバ ソフトウェア バージョンを更新すると、ファイル システムが再作成されます。ソフトウェア更新は、古いバージョンで作成した一部のファイルを削除します。新しいバージョンにコピーする必要があるカスタム変更がある場合、カスタム ファイルを新しいバージョンに移動する必要があります。
新しいバージョンへのカスタム ファイルのコピー
BlueCat では、アップグレードを実行する前に、カスタム ファイルをバックアップすることを推奨します。カスタム ファイルには、SSH 鍵 (.ssh のユーザのホーム ディレクトリに保存されています)、DHCP フック、および DNS フックが含まれます。Address Manager のソフトウェア更新のダウンロードの詳細については、「Address Manager ソフトウェア更新」を参照してください。
アップグレード前にカスタム ファイルをコピーするには:
- 推奨メソッド: アップグレードの実行前に、カスタム ファイルを外部デバイスにコピーして、アップグレードの完了後にファイルをコピーして戻します。
カスタム ファイルをバックアップせずに DNS/DHCP サーバ ソフトウェアをすでにアップグレードした場合、下記の 2 つの方法のうち 1 つに従います。
アップグレード後にカスタム ファイルをコピーするには:
- メソッド 1: アプライアンスを再起動してから、GRUB ブート ローダ メニューの古いバージョンを選択します。以前にインストールしたソフトウェアがロードされたら、外部デバイスに移動するファイルをコピーします。
もう一度、アプライアンスを再起動してから、GRUB ブート ローダ メニューの新しいバージョンを選択します。次に、外部デバイスのファイルを元の場所にコピーして戻します。
- メソッド 2: 古いバージョンからルート パーティションをマウントします。マウント ポイントを作成してから、古いシステムからルート パーティションをマウントして、新しいシステムにファイルをコピーします。現在のルートが /dev/sda5 の場合、古いルートは /dev/sda9 になります。逆の場合も同じです。
注: XMB の場合、現在のルートが /dev/hda5 の場合、古いルートは /dev/hda9 になります。逆の場合も同じです。