IP ブロック内の最初に使用可能な IPv4 ネットワークの検索 - BlueCat Integrity - 9.5.0

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日本語
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BlueCat Integrity
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9.5.0

IPv4 ブロック内の最初の空きまたは未使用の IPv4 ネットワークを検索します。

空きまたは未使用の IP ネットワークとは、まだ存在しないか、あるいは既存ではあるが割り当て IP アドレス (ネットワーク ID、ゲートウェイ、およびブロードキャスト アドレス以外) を持たないネットワークのことです。

Address Manager 構成では、多くの IP ブロックを持つことができ、各 IP ブロックは多くの IP ネットワークを持つことができます。[最初に使用可能な IPv4 ネットワークの検索] 機能を使って、最初に使用可能な IPv4 ネットワークを即座に作成または検索できます。構成内のすべてのブロックに対する検索ができ、あるいは指定のブロック内の検索ができます。

検索では、少なくともビュー アクセス権のある IPv4 ネットワークだけを表示します。Address Manager が未割り当てのネットワークを検出すると、ネットワーク アドレス ページに案内されます。Address Manager が未割り当てネットワークを検出できないと、要求したサイズのネットワークを作成する十分な空き空間を持つブロックを検出しようとします。この場合、ネットワークを追加するアクセス権のあるブロックだけが考慮されます。合致するものがないと、その範囲内には空きの IPv4 ネットワークが検出されなかったことを示すメッセージが表示されます。

IP ブロック内の最初に使用可能なネットワークの検索の際、そのブロックと同一サイズか小さいネットワークのみを探すことができます。例えば、10.0.0.0/24 IPv4 ブロックからは、ネットワーク サイズ値が /24 から /30 までのネットワークのみを指定できます。検索するブロックを指定することで、ネットワークの検索範囲を制限させることができます。

使用可能なネットワークに対するすべてのブロックを検索するには:

  1. [IP 空間] タブを選択します。タブは最後に作業したページを記憶するので、もう一度タブを選択して、[構成情報] ページにいることを確認します。
  2. 構成ドロップダウン メニューから、構成の 1 つを選択します。
  3. [IPv4 ブロック] セクションで、[アクション] をクリックし、[使用可能な IPv4 ネットワークの検索] をクリックします。
  4. [検索オプション] で、次の検索パラメータを設定します。
    • 範囲のサイズ: ネットワーク サイズを選択します。ドロップダウン メニュー内のネットワーク サイズは、選択したブロックや構成に基づき自動設定され、CIDR 表記とネットワーク内のアドレス数で一覧表示されます。
    • 検索するネットワーク数: 検出または作成するネットワーク数を指定します。
    • 既存の未使用範囲の再使用: このオプションを選択して、同様なサイズの既存の未使用ネットワークを検索します。デフォルトでは、このオプションは未選択で、Address Manager は指定サイズの新しいネットワークを常に作成します。
    • 完全にサイズが一致する最初に使用可能なネットワークの検索: このオプションを選択して、[範囲のサイズ] ドロップダウン リストで選択したサイズのネットワークを検索します。
    • サイズが同等以上の最初に使用可能なネットワークの検出: このオプションを選択して、[範囲のサイズ] ドロップダウン リストで選択したサイズと同等以上のネットワークを検索します。
  5. [はい] をクリックします。
    • Address Manager がネットワークを検出できないと、ネットワークを検出または作成できなかったことを示すため、ページの先頭にメッセージが表示されます。検索条件を変更して、次の検索を行います。
    • Address Manager が指定の検索条件と一致する既存のネットワークを検出すると、ネットワークに対する [アドレス] タブが表示されます。
    • [既存の未使用範囲の再使用] オプションが指定されておらず、指定した検索条件と一致する十分に作成可能なネットワーク空間を Address Manager が検出すると、[IPv4 ネットワーク追加の確認] ページが開きます。
  6. [一般] で、検出した範囲を確認し、次のオプションを設定します。
    • 名前: 作成するネットワーク名を指定します。
    • デフォルト ゲートウェイを追加: このオプションを選択すると、ネットワーク ゲートウェイをネットワークのセカンド アドレスとして設定します。デフォルトではこのオプションが選択されます。
    • カスタム ゲートウェイ: このオプションを選択し、フィールド内に IP アドレス を入力することで、ネットワーク ゲートウェイのカスタム場所を指定します。
    • テンプレートの選択: IPv4 ネットワークに、ゲートウェイ アドレス、予約アドレス、DHCP レンジ、あるいは IP グループなどの標準設定を適用させたい場合、ドロップダウン メニューからネットワーク テンプレートを選択します。このオプションは、少なくとも1つのネットワーク テンプレートが作成されている場合に有効になります。
    • デフォルト ビュー: リストからビューを選択します。選択したビューは、ネットワーク内のアドレスに継承されます。複数のビューに割り当てられた IP アドレスに対して、デフォルト ビューによって IP アドレスが割り当てられるビューが決定されます。
    • ロケーション: (オプション) 追加または編集する IP オブジェクトのベースとなるロケーションをドロップダウン メニューから選択します。最も頻繁に使用されるロケーション オブジェクトは、リストの一番上にあります。
      • 継承済みロケーション: 親オブジェクトから継承されるロケーションの注釈が表示されます。ロケーションを含めない場合、現在のオブジェクトおよび子オブジェクトに対してデフォルトのロケーションが使用されます。

    新規ネットワークの作成の詳細手順については、「IPv4 ネットワークでの作業」を参照してください。

    注: 最初に使用可能な IPv4 ネットワークの検索を、特定の IPv4 ブロックに制限させることができます。検索する IPv4 ブロックに移動します。ブロックの [アドレス空間] タブ上で、[アクション] をクリックし、次に [使用可能な IPv4 ネットワークの検索] を選択します。