Address Manager の xHA 修復機能の使用に関するルールおよびガイドライン
アクティブ ノードおよびリプレイス ノードの DNS/DHCP サーバ ソフトウェア バージョンが同一である必要があります。
アクティブ ノードが DNS/DHCP サーバ ソフトウェア v9.5.0 を実行しており、リプレイス ノードが DNS/DHCP サーバ v9.3.x を実行している場合、アクティブ ノードで実行されているソフトウェア バージョンと一致するよう、リプレイス ノードは自動的にアップグレードされます。これにより、xHA の修復は正常に完了します。リプレイス ノードでのソフトウェアの自動アップグレードは、アクティブ ノードが DNS/DHCP サーバ v9.2.x 以前を実行している場合、サポートされません。
注: VLAN インターフェイスによる xHA 修復
- アクティブ ノードが DNS/DHCP サーバ v9.5.0 を実行しており、VLAN インターフェイスで構成されている場合、リプレイス ノードもソフトウェア バージョン 9.5.0 を実行している必要があり、切断/故障したノードと同一のサービス インターフェイスにプライマリ IP アドレスが構成されている必要があります。つまり、同一の物理インターフェイス (eth0/bond0) または仮想インターフェイス (eth0.xxx) です。さらに、リプレイス ノードのプライマリ IP アドレスが、切断/故障したノードの IP アドレスと同一である必要があります。
- xHA を VLAN および専用管理で実行している場合、専用管理を有効にして、xHA 修復前にパッシブ ノード上に管理インターフェイス (eth2) を構成する必要があります。
下表には、インストールしたソフトウェア バージョンに基づいた一般的な xHA 修復ルールが示されています。
一般的な XHA 修復ルール (VLAN インターフェイスは未構成)
アクティブ ノードのソフトウェア バージョン | リプレイス ノードのソフトウェア バージョン | 予測される動作 |
---|---|---|
DNS/DHCP サーバ v9.5.0 | DNS/DHCP サーバ v9.5.0 | 修復が正常に完了します。 |
DNS/DHCP サーバ v9.5.0 | DNS/DHCP サーバ v9.4.x/v9.3.x | Address Manager は、アクティブ ノードに合わせて、自動的にリプレイス ノード上のソフトウェアをアップグレードします。その後、xHA 修復が正常に完了します。 |
DNS/DHCP サーバ v9.4.x | DNS/DHCP サーバ v9.4.x | 修復が正常に完了します。 |
DNS/DHCP サーバ v9.4.x | DNS/DHCP サーバ v9.3.x | Address Manager は、アクティブ ノードに合わせて、自動的にリプレイス ノード上のソフトウェアをアップグレードします。その後、xHA 修復が正常に完了します。 |
DNS/DHCP サーバ v9.3.x | DNS/DHCP サーバ v9.3.x | 修復が正常に完了します。 |
DNS/DHCP サーバ v9.5.0 | DNS/DHCP サーバ v9.2.x | 修復が失敗します。リプレイス ノードのソフトウェアを手動でアップグレードして、アクティブ ノードのソフトウェア バージョンを一致させ、xHA 修復を実行する必要があります。 |
VLAN インターフェイスが xHA ペア上に構成されている場合の xHA 修復ルールを次の表に示します。
VLAN インターフェイスまたは専用管理による xHA 修復ルール
アクティブ ノードのソフトウェア バージョン | リプレイス ノードのソフトウェア バージョン | 予測される動作 |
---|---|---|
DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (VLAN インターフェイスまたは専用管理で構成済み) | DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (プライマリ IP アドレスは切断/故障したノードのプライマリ IPv4 アドレスと同一で、切断ノードと同じサービスおよび管理インターフェイス上で構成されている必要があります。これは eth0、bond0、eth0.xxx、eth2 のいずれかです) | 修復が正常に完了します。 注: アクティブ ノードおよびリプレイス ノードの DNS/DHCP サーバ ソフトウェア バージョンが同一である必要があります。専用管理がアクティブ ノードで有効にされている場合、リプレイス ノードでも有効にされている必要があります。
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DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (VLAN インターフェイスまたは専用管理で構成済み) | DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (VLAN インターフェイスおよび専用管理で未構成) | 修復が失敗します。物理インターフェイス (eth0/bond0) 上に同一の VLAN サブ インターフェイスが少なくとも 1 つあり、アクティブ ノードとプライマリ IP アドレスが同じ状態でリプレイス ノードを構成し、(専用管理がアクティブ ノードで有効の場合は、専用管理を有効にし)、もう一度 xHA 修復を実行する必要があります。 |
DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (VLAN インターフェイスまたは専用管理で構成済み) | DNS/DHCP サーバ v9.4.x/9.3.x (プライマリ IP アドレスは切断/故障したノードのプライマリ IPv4 アドレスと同一で、切断ノードと同じサービスおよび管理インターフェイス上で構成されている必要があります。これは eth0、bond0、eth0.xxx、eth2 のいずれかです) | Address Manager は、アクティブ ノードに合わせて、自動的にリプレイス ノード上のソフトウェアをアップグレードします。その後、xHA 修復が正常に完了します。 注: アクティブ ノードおよびリプレイス ノードの DNS/DHCP サーバ ソフトウェア バージョンが同一である必要があります。専用管理がアクティブ ノードで有効にされている場合、リプレイス ノードでも有効にされている必要があります。
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DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (VLAN インターフェイスまたは専用管理で構成済み) | DNS/DHCP サーバ v9.2.x | 修復が失敗します。リプレイス ノード上のソフトウェアをアクティブ ノードのソフトウェアに合わせて手動でアップグレードして、物理インターフェイス (eth0/bond0) 上に少なくとも 1 つの同一の VLAN サブ インターフェイスと、アクティブ ノードと同じプライマリ IP アドレスを構成し、もう一度 xHA 修復を実行する必要があります。 注: 専用管理がアクティブ ノードで有効にされている場合、リプレイス ノードでも有効にされている必要があります。
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DNS/DHCP サーバ v9.5.0 (専用管理 - eth2 で構成済み) | DNS/DHCP サーバ v9.3.x (サービス インターフェイス (eth0|bond0) および管理インターフェイス (eth2) の IP アドレス は、切断/故障したノードと同じである必要があります) | Address Manager は、アクティブ ノードに合わせて、自動的にリプレイス ノード上のソフトウェアをアップグレードします。その後、xHA 修復が正常に完了します。 |