共有ネットワーク - BlueCat Integrity - 9.5.0

管理ガイド

Locale
日本語
Product name
BlueCat Integrity
Version
9.5.0

DHCP の共有ネットワーク宣言は、同じ物理ネットワークを共有する異なる論理サブネットをグループ化するために使用します。

例えば、物理ネットワーク上に 250 台のワークステーションがあり、論理アドレス ID が 192.168.6.0/24 のネットワークがあるとします。この物理ネットワークに 100 台のワークステーションを追加する必要がありますが、使用可能なサブネット ID は 192.168.12.0/24 だけです。サブネットが隣接していれば (つまり、192.168.6.0/24 と 192.168.7.0/24 であれば)、サブネット マスクを変更して単一の論理サブネットを作成し、コンピュータの追加に対応できます (192.168.6.0/23)。しかし、2 つのネットワーク ID は隣接していません。

共有ネットワークを構成することにより、2 つのネットワークをグループ化することができます。このメリットは、DHCP サーバが共通の共有ネットワークからいずれかのネットワーク上のホストへ IP アドレスを割り当てることができ、ネットワークを異なるルータ インターフェイスに区分する必要がないことです。

タグ グループとタグは、サブネットを DHCP 共有ネットワークにグループ化するメカニズムです。共有ネットワークを使用するには、タグ グループとタグを作成してから、単一のタグ グループを構成に関連付ける必要があります。構成には多くのタグが関連付けられますが、共有ネットワークを作成するために関連付けられるタグは 1 つだけです。

構成の [詳細] タブにある [共有ネットワーク タグ グループの関連付け] リンクを使用して、タグ グループとそのタグを構成に関連付け、共有ネットワークを作成します。

注: 共有ネットワークでは、共有ネットワークの各メンバ ネットワークのネットワーク オブジェクトに、同じタイプの DHCP デプロイメント ロールが割り当てられている必要があります。
注: 複数の IP サービス アドレスで構成された複数の DHCP レンジを使用するお客様は、共有ネットワークを作成して、適切に DHCP サービスをデプロイする必要があります。詳しくは、「複数の IP サービス アドレスを持つ DHCP」を参照してください。